ゲーム翻訳マンの稽古日誌

変身中はオラ。ふだんは私です。

稽古日誌1.4

今年これまでに訳したのは約8000文字(中日)。

今年最初に読み終わった本は『走ることについて語るときに僕の語ること』(村上春樹)。この本は愛読書というか、毎年のように読んでる。英訳版も3、4回読んでる。小説じゃない。エッセイみたいな感じ。本人は後書きで、メモワールみたいなもんだって書いてる。あと、このちょっとヘンテコな日本語のタイトルの由来というか理由にも触れてる。読んでると落ち着く本というか、リズムがいいというか、なんかときどき読みたくなる本。

ゲーム翻訳マンは、村上春樹はけっこう読んでるほう。長編と中編は全部読んでる(はず)。去年出た新作もちゃんと読んだし。短編集はまだ読んでないのがあるかもしんない。エッセイもけっこう読んでるけど全部は読んでない。村上春樹が訳した本はほとんど読んでない。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と『グレート・ギャツビー』くらいしか読んでない。

村上春樹をちゃんと読んだことない人に、最初の一冊として何がいいかと聞かれたら、ゲーム翻訳マン的には、『海辺のカフカ』かなぁ。去年出たのとか、デビュー作の『風の歌を聴け』とかは、最初はやめといたほうが無難かなぁ。そのあと読まなくなりそうだし。

えっと、今年これまでに見たアマプラは『ロード・オブ・ザ・リング』(第一部、旅の仲間)。これももうくさるほど見てる作品。『二つの塔』途中まで見たとこで、あっ、ハリポタ見られるようになったんだって気づいて、今は『賢者の石』見てる。

あと、今年アマプラで見たのはZガンダムの25話と26話。Zは去年の暮れからまた見始めた。

それと、この前このブログで紹介したから、確認の意味で、『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の1話と2話もまた見た。

一番重要なのは、今日「レッスルキングダム18」を見たこと(現地でじゃないけど)。ゲーム翻訳マンは新日ファン。今はEVILが好き。プロレス、めっちゃゲーム翻訳と親和性あるから。これマジ。よく覚えとけ~

まあ、正月の稽古はぼちぼちってとこかな。

おひさ

誰も読んでる人いないと思うけど
いちおうお知らせ。

来年から、ブログ名かえる。
「ゲーム翻訳マンの稽古日誌」に。

口調も変わるかもしんねぇ。

内容は、自分がその日やったことの
箇条書きみたいなのが多くなると思う。

誰かに読んでもらうためじゃなくて
自分のメモ代わりかな。

ゲーム翻訳マンは、今年も1年ゲーム翻訳マンしてた。
相変わらず立って翻訳してる。
もうイス無し翻訳経験値100万文字突破してる。

今年いちばんよかった買い物は
Kindle Scribeかな。デカいけど。
ちなみにゲーム翻訳マンはKindle歴10年だ。

ちょっとビミョーだったのは
ジャパンナレッジのサブスクかな。
結局ちょっとしか使わなかったし、
使いやすいって感じでもないし。
コンテンツに『現代用語の基礎知識』とか
いろいろ入ってんだけど
全然読まなかった。

アニメでよかったのは
YouTubeで見られる
ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』。
これは英語や中国語の字幕もある。
しかも全4話だからサクッと見終わる。
https://youtube.com/playlist?list=PLzFNGS7Rcf-PZC8MfcTJX7srArpLdvyfb&si=kll8_CUeFCNIhtq4

ただ、そのあとに始まった
ウマ娘のシーズン3はなんかダメだった。

本はシリーズものをけっこう読んだ。

浅田次郎の『蒼穹の昴シリーズ』
蒼穹の昴
『珍妃の井戸』
『中原の虹』
『マンチュリアン・リポート』
『天子蒙塵』
『兵諫』

柴田錬三郎三国志水滸伝もの
三国志英雄ここにあり』
『われら梁山泊の好漢』

あと、今まで途中で挫折ばっかしてた
指輪物語の訳本を最後まで読んだ。
ホビットも。

ひさびさに見てよかった映画は
ウォルフガング・ペーターゼン監督の
『トロイ』(2004年)
(『イリアス』の翻案もの)

今読んでる洋書でおもしろいのは
The Song of Achilles
これも『イリアス』もの。しかもBL。

そんじゃ、よいお年を。

1周年? (& ゲーム翻訳マンが最近読んでる本)

今週のお題「最近おもしろかった本」

 

オッス!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

しばらく書いてねぇと、自分のキャラ設定っていうか、ブログでの口調みてぇなの忘れちまうなぁ。

 

ゲーム翻訳でも、同じことがよくある。しばらくかかわってなかったタイトルにひさしぶりに復帰すっと、各キャラの口調とか思い出すのに時間がかかる。

 

がんばれ、ゲーム翻訳マン、お前なら思い出せる!…………やっぱ、なんかちがうな……

 

それはさておき、久しぶりなんで一応ことわっておくと、このブログでゲーム翻訳マンの言葉づかいが雑なのは、そういう設定だから。なんというか、ゲーム翻訳の練習の一環みたいな感じ。自分がふつうに書くときのスタイルは封印して、設定したキャラの口調になりきる練習。だから、番付が上がって、青とか黄色のゲーム翻訳マンになったら、全然ちがうスタイルにすっかも。

 

番付といえば、横綱めざしてゲーム翻訳はじめてそろそろ1年。とりあえず、小結まで昇進した。この調子で、関脇、大関、そして横綱、っていきたいとこ。

 

ただ、このブログを1年前にどんな感じで書きはじめたのか、ひさしぶりに見直してみたら、言葉づかいの設定だけじゃなくて、もっといろんな面もゲーム風にするつもりだったみてぇだ。翻訳者としてのスキルアップ、ランクアップなんかをゲームに見立ててた。

 

だから、今後の目標となる関脇、大関横綱への昇進には、クリアすべき条件をちゃんと設定しようと思う。単価の面とか、ワークライフバランスの面とか、かかわったゲームの売れ行きとか。まあ、その具体的な内容については、あらためて別の機会に書く。

 

単価といえば、今日(10月12日)、「翻訳者ディレクトリ」にゲーム翻訳の求人で「翻訳:0.04USD/中国語文字、校正:0.02USD/中国語文字」って条件のが出てたな。

 

www.translator.jp

 

中日翻訳で1文字0.04ドルってことは、今円安だから1文字6円弱ってことだろ。今後もまだ円安が進むかもしんねぇし、悪くない条件だと思う。とくに、ゲーム翻訳の経験がない人にも最初からこんだけ出してくれるとこってかなり珍しいんじゃねぇかな。これからゲーム翻訳にチャレンジしてみたいって人にオススメかも。(はじめのうちは字数を控え目にして、いろんなものをよく調べながらこつこつ丁寧に訳して、何度も何度もよく見直すようにしたほうがいいと思う。あと、校正の仕事はなるべく引き受けないほうが無難かも)

 

えっと、せっかくの1周年なのに、もう書くことなっくなっちまったから、唐突ながら苦しまぎれに「ゲーム翻訳マンが最近読んでる本」を紹介する。じゃじゃ~ん

 

ゲーム翻訳マンのkindle

 

(もうだいぶ前だけど)前回の記事でKindle Unlimitedの活用法について書いた。Kindle Unlimitedってのは、Amazon電子書籍の読み放題プラン(毎月980円)。オラが今Unlimitedで読んでんのは、『ファミ通』と『知価革命』と『オデュッセイア(上)』と『ドン・キホーテ』と『正しいコピペのすすめ』。今月?は「岩波書店 新書・文庫本特集」ってのがあって、『オデュッセイア(上)』とかひさびさに読んでみたくなった(紙の本で持ってるけど、Kindleのほうが読みやすいし)。『獣の奏者』の5巻組は、たしか先月ごろまでUnlimitedの対象だった(そのまんま読みつづけてる場合は対象外になったあともUnlimited扱いみたい)けど、今月は安売り?に切り替わったみてぇだ。

 

この中だと、ゲーム翻訳にいちばん役立ちそうなのは、『獣の奏者』かな。なんていうか、日本語の感じがちょうどいい。1巻とかすげぇおもしれぇ。1巻だけ読んで、2巻をがまんするとか無理じゃねぇかな。3巻以降はがまんできそうだけど。

 

『地球にちりばめられて』は、ノーベル賞ウイークだったから、穴予想で読んでた。これも、翻訳者にオススメ。ことばについていろいろ考えさせられる。ゲーム翻訳マンの場合は、ゲーム内で使われてる言語がどんどん「パンスカ」みてぇになっていくんじゃねぇかとか考えた。ゲーム内の日本語ってフツーの日本語じゃねぇし、中国語もフツーの中国語じゃねぇし、英語もフツーの英語じゃねぇ。多言語化されてて、いろんな国や地域の人がオンラインで一緒にプレイすることもあるからか、それぞれの言語が互いに「寄ってる」感じがする。どんどん寄っていったら、そのうち翻訳する必要なんてなくなるというか、なんかゲームの中ならどこでも通じる新しい言語みたいなのができちゃうんじゃねえかな。最初は単語レベルだけかもしんねぇけどさ。

 

ホビットを復習してるのは、もちろんAmazonで『力の指輪』やってっから。さっさと読み終えて『指輪物語』に進みたいんだけど、やっぱ長い。

 

ゲーム翻訳マンは叙事詩好き。たまにちょっと読みたくなる。シェイクスピアの芝居もたまに読む(英語の原書でもがんばればいける。少なくとも、漢詩よりはいける)。ト書き少なめで、基本的に台詞だけの台本を読み込んで内容を理解する作業は、ゲーム翻訳に役立つと思う。あと、時間があったら中国のシェイクスピア翻訳家の朱生豪についてちょっといろいろ調べてみたい。訳書も読んでみたい。

 

Kindleじゃねぇけど、ゲーム翻訳マン1周年記念ってことで、『翻訳とは何か』もまた読んだ。

 

Kindleは10周年キャンペーン中で、今ならUnlimitedが3か月199円だって。オラは以前からサブスクしちゃってるから3か月だと2940円(980円×3)も払わねぇといけねぇんだけど、まだKindle Unlimited利用してない人なら、1回だけ199円払えば3か月読み放題。で、そのあと980円払うのが嫌だったら、サブスクやめちゃえばいいらしい。

 

じゃあ、2年目のゲーム翻訳マンもよろしくな。めったに投稿しないと思うけど。

 

ゲーム翻訳マン的Kindle Unlimited活用法

オッス!久しぶり!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

何か月も平気でブログの投稿をサボってるオラだけど、いちおうヒーローだから、日々のトレーニングはサボってねぇ。仕事がどんなに忙しくても、一日にコンペの依頼4つ立て続けに断っても、読書の時間は死守してる。えらいでしょ。なんでかっていうと、やっぱ翻訳すっときに役に立つからだ。自分の技が増える。けっこう安上がりで。

 

でだ。安上がりをつきつめると、毎月たったの980円でウルトラパワーアップできちゃうKindle Unlimitedに行き着く。Kindle Unlimitedってのは、Amazon電子書籍の読み放題プランだ。何でもかんでも読み放題ってわけじゃねぇけど、ゲーム翻訳に役立つ本はかなり読める。バラで一冊ずつ買うよりはスゲーお得だと思う。マンガも雑誌も読めるし。

 

正直、ゲーム翻訳マンはこのプランでかなり助かってる。もともと、ポチポチ本買いすぎちゃうタイプだから、このプランがないと結局読みもしねぇ本とか、買って損した系のヘボ本とかどんどん買っちゃう。Kindle Unlimitedをはじめてからは、読みたい本は、読み放題にあればそれで読んで、スゲーいい本だったら買うし、読み放題にない場合はほんとに買うべきかどうかかなりよく考えてから買うようになった。

 

今日は、ブログ書くのサボってたおわびの意味を込めて、Kindle Unlimitedを活用したオラの秘密の特訓法を紹介するぞ。

 

そのいち。

ファミ通』ガンガン読む。

500円ちょいの週刊誌だから、毎週チェックすればそれだけでももとがとれる。全部読む必要はない、ってかそんなにちゃんと読んでる時間ない。新聞読むときみてぇに見出しだけパラパラ見て気になる記事だけ読む感じ。広告もすごく参考になる。うまい記事、へたな記事、翻訳みたいな記事、いい広告、ダメな広告、よくわかんない広告、いろいろある。自分なりになるべく批判的に読むようにしてる。

 

そのに。

小説もガンガン読む。

最近ゲーム翻訳マンが新技編み出すのにすごーく参考になったのは馳星周の本かな。内容的に中日翻訳と相性がいいかも。ハードボイルドの短いキレのある文体がいい。すごくマネしたくなる。あと、『銀河英雄伝説』も参考になる。けっこうかっちりした文章で、使われてる語句も小難しいのが多いんだけど、すごく読みやすい、ってか日本語うめぇって思う。とくにひらがなの使い方が参考になる。漢字多めになりがちな中日翻訳と違って、おお、ここもひらがなでいっちゃうんだってくらいひらがな使ってる。武侠ものもKindle Unlimitedでしばらく研究してんだけど、まだいいのがない。とくに翻訳ものは読んでみてガッカリなのばっかだった。反面教師にはなりそう。今は翻訳じゃない武侠ものを漁ってる。いいのがあったら今度紹介すんな。あと、Kindle Unlimitedは時代物とか三国志系もけっこう充実してっぞ。最後に、これはちょー秘密なんだけど、ハリー・ポッターの訳本をAudible(AmazonのAudioブック聴き放題プラン)で聞きながらKindle Unlimitedで読むと、校正とか推敲の勉強になる。ゲーム翻訳マンは1巻と2巻を聞きながら読んだ。最近はアズカバン聞きながら読んでる。朗読してるのは風間杜夫。いい感じ。ハリー・ポッターの訳本は出た当時から翻訳の質がどうのこうのってかなりバッシングされてんだけど、実際やばい箇所が多い。だから朗読の段階で大幅に変えてるとこがけっこうある。それが参考になる(変えたのは朗読の段階じゃなくて、文庫化したときなのかもしんねぇ。訳本はKindle版でしか読んだことねぇからオラはわかんねぇ。ちなみにオラは原書と映画版にはかなり詳しいほうだ)。ついでに脱線して大サービスでAudibleのオススメを教えちゃうと、断然『窓ぎわのトットちゃん』だ。トットちゃんが自分で朗読してくれる。聞いてると自然と笑っちゃうし、油断すると涙出てきそうにもなるし、もうたいへん。日本語のパワーがすごい。あと、『冒険者たち--ガンバと15ひきの仲間』も朗読がすごくいい。オラの場合は、言い回しが翻訳の参考になってる。

 

そのさん。

翻訳関係の本もガンガン読む。

今日の時点でKindle Unlimitedで読めるやつで、オラが読んでみてそれなりに得した、役に立ったと思ったのを下に書いとくな。

『通訳翻訳ジャーナル』(雑誌)

『翻訳ツール大全集: Trados memoQ Memsourceなどの翻訳支援ツールの使い方を徹底解説!』

『字幕翻訳とは何か 1枚の字幕に込められた技能と理論』

 

そのよん。

マンガもガンガン読む。

マンガは好きなのとか名作とかを読みたいだけ読めばいいと思うんだけど、ゲーム翻訳に役立つという意味で、ゲーム制作の様子とか用語がわかるこのマンガをオススメしとく。

『チェイサーゲーム』

 

 

最後に紹介した『チェイサーゲーム』は、ここでも無料で読めるぞ:

 

www.sukima.me

 

じゃあ、またな!

 

 

 

ゲーム翻訳マン---トライアル、オラならこう攻める(その2)

オッス!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

今日は、アマプラで日本版のふる~い『水滸伝』(中村敦夫林冲やってるやつ)の第1話を見た(26話まであるらしい)。『三国志 Three Kingdoms(吹替版)』がいまだにアレなんで、復活するまで(すんのかな?)のつなぎ。これはこれでなかなかおもしろい、というか、俳優さんたちがなつかしい、というか、ナレーターの声聞いてるだけで、古き良き時代に戻ったような気に一瞬だけなれる。ただ、やっぱ脚色すごそう。

 

えっと、こっから、だいぶ前に書いた「その1」のつづき。

 

もう一度言っとくけど、フォントけっこう大事だから。とくに中日翻訳の場合。へんなフォントで日本語訳を打ち込むと、一部の漢字が中国語の漢字で表示されちまうぞ。採点者に、あっ、中国語の漢字そのまま使ってる、って勘違いされたら、間違いなく減点だから。勘違いされなくてもそもそも印象わるいし。いい点は期待できない。見た目ってすげぇ大事。

 

見た目と言えば、合格か不合格かは、訳文全体を最初にさっと読んだときにほとんど決まっちゃう感じかな。合格する訳文はさって読んでさって意味がわかる。止まらないで最後までさっと読める。不合格になる訳文はそもそもさっとは読めない。えっ、これなんじゃ?、とか、ん?これどういう意味だろ、とか、あれ、ここ原文なんだったっけ?みたいにどうしてもつっかえる。読みにくいし、意味が伝わってこない。横に原文があってやっとわかるみたいな感じ。

 

自分で読んで、一発で理解できるか。知り合いに読ませたとして、意味が伝わるか。そのくらいは、提出するまえに、よ~く確かめといたほうがいいと思う。

 

話はかわって、オラいそがしいから、最近仕事の依頼ことわってばっかだ。しかもかなり無下に。あ、無理ッス。また、無理ッス。まだ、無理ッス。みたいな感じ。そのうちきらわれるかも。一回大ピンチでも救ってやっかな。いちおうヒーローだし。

 

じゃあ、またな。

 

ゲーム翻訳マンの秘密

オッス!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

もう4月になっちまったな。でも、せっかくの4月1日だから、今日は、ゲーム翻訳マンとしてのオラの秘密についてちょっと書くぞ。ゲーム翻訳で食っていくための秘訣だからな。

 

まず、これはもう秘密じゃねぇんだけど、イスを使ってない。一日中立って翻訳してる。

 

次に、筋トレマニア。自重がメイン。昨日も500回以上腕立てやった。連続では100回ちょいしかできねぇえけど何セットかやる。スクワットは連続で数百回いけけっど、これも100回を数セットでやってる。懸垂も大切。オラは連続だと20~30回くらいしかできねぇ。15回くらい数セットでやってる。腹筋はテキトーに寝る前とか起きたときに布団の上でやってる。腕立てと懸垂は週に1日だけ、スクワットと腹筋は週に2、3日やってる。

 

あと、走る。トレッドミルもってる。毎日1時間ぐらい、読書しながら走る。うまいことKindleを置けるんで助かってる。吉川英治の『三国志』と『三体』の2巻と3巻は走りながら読んだ。今日の朝は、最近Amazonで安売りしてる講談社学術文庫の『鄧小平』(矢吹晋)を読んだ。最近走りながら読んでおもしろかったのは、講談社現代新書の『動物化するポストモダン』(東浩紀)かな。副題は「オタクから見た日本社会」。今ではもうだいぶ古い本なんだけど、ゲーム翻訳マンとしては、自分が今やってるゲーム翻訳の位置づけというか立ち位置みたなのが少しデカい視野でつかめたような気がした。今後の翻訳作業で道に迷ったときに、この本のことを思い出せばちゃんとした道にもどれそう。あと、『みんなのユニバーサル文章術』(安田峰俊) ってのも読んだ。安田さんの中国本はよく読んでるんだけど、こういう系ははじめて。中で、本多勝一の『日本語の作文技術』をディスるまではいかないけど、今の時代ではさすがに例文がどうたらとか書いてあった。ただ、安田さんの日本語の整え方も本多勝一の影響をかなり受けてるような感じがした。ゲーム翻訳マンはどっちかというと『日本語の作文技術』のほうがいろいろ参考になる点が多い本だと思う。とくに、翻訳者にとっては今でも十分いい本、ていうか、ある意味必読。でもオラは後輩にはまず同じ本多勝一の『中学生からの作文技術』をすすめてる。

 

だらだら、どうでもいいことを書いちゃったな。結局何が言いたいかっていうと、翻訳者は体力が大事ってこと。あとどうしても時間に追われるから同時にできることは同時にやるのがいい。ただし、(立ちながらとか座りながらとか以外)ながら翻訳はやめたほうがいい。注意力が散漫になると、ミスが多くなるし、訳も雑になりがち。やっぱできるだけ集中したほうがいい。

 

あと、ゲーム翻訳マンの秘密としては、確定申告がらみで「やよいの青色申告オンライン」を使ってる。めっちゃ便利だぞ。オラは確定申告でぜんぜん苦労しないタイプだ。マイナポータルもやってる。ヒーローなのに個人事業主なんだけど、昔からマイクロ法人になろうと思っててまだできてない。そう思うようになったきっかけは、むかし橘玲の『貧乏はお金持ち』を読んだから。今までに4回くらい読んでる。数カ月前にも読んだ。ヒーローのくせに一歩踏み出す勇気がないのかなぁ。

 

若隆景の優勝すごかったな。オラは優勝できなかった。いちおう新入幕で勝ち越したんだけど、けっこう苦戦した。新しい番付出たらTwitterのプロフィール更新すっからよ。やっぱ横綱への道は険しいな。もっとパワーアップしねぇと。

 

じゃあ、またな!

 

 

 

 

ゲーム翻訳マン---トライアル、オラならこう攻める(その1)

オッス!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

なんかずっとグチりたかったことがあっから、最初に書いとく。

 

Amazon prime videoで去年の年末まで見られた三国志のドラマ――三国志 Three Kingdoms(吹替版)――がさぁ、年明けから「このビデオは、現在、お住まいの地域では視聴できません」になっちまったんだ。今もまだ見られねぇ。

 

吹き替えの翻訳の監修をえらい先生がやってるみたいで、オラ、けっこうゲーム翻訳の参考にもしてたんだ。がんばって孔明が出てくるとこ(そのもうちょい先、赤壁のとこに入りかけぐらいのエピソード)まで見てたのに。三十数話まで(全部で95話ある)。

 

けっこう脚色はげしめなんだけど、それはそれでおもしろかったから最後まで見たかったんだけどなぁ。復活しねぇのかな?

 

印象に残ってるのは、曹仁だか曹洪だかが無駄にマッチョだったとことか(筋肉見せ自慢みたいなシーンがあってふいた。なんか昔、チャン・イーモウが自分の映画――たぶん井戸かなんかの――でやたらに己の筋肉見せびらかしてたのを思い出した)、帝が厠に引きこもって近親の劉備おじさんとびーえるっぽくなりそうになってるとことか、関羽がいつも真っ赤な顔してむっつり、笑ったら負け選手権してるとことかかな。孔明にたいしてメッチャ手のひら返し的に態度を変えてたのもおかしかったな。

 

ゲーム翻訳マンは今日、『三体Ⅲ 死神永生』の上を読み終わった。

 

2019年にⅠを読んで、去年の夏にⅡを読み始める前にもう1回Ⅰを読んで、先週からⅢを読み始めた。Ⅱをもう1回読んでからⅢって気持ちにはならなかった。いちおう出だしに各巻のあらすじがついてるから、ザッとは振り返れるんだけど、正直、Ⅱをもう1回読んでからのほうがよかったかも。忘れてる部分が多くてなかなか話についていけなかった。

 

去年の暮れに吉川三国志2周マラソンを完走してパワーアップしてたから、三体をとくにナゲ~って感じることはなくなった。吉川三国志って文庫本で8巻まであるんだけどKindleで1冊の感覚で読んでたから、クソ長本耐性がついたみてぇだ。

 

三体は、いろんな空間とか次元を言語で細かく表現してるとこがおもしろい、ってか大変だったろうなって感じる。翻訳の人たちもスゲー苦労したんじゃねぇかな。言葉でどこまで描写できるか、伝えられるかチャレンジ!って感じのすごみがある。ちなみにオラは内容的には1巻がいちばんいいと思う。翻訳の日本語は今まで読んだ範囲だとⅢの上の前半がいちばんよかったと思う。Ⅱはところどころ変だった記憶がある。でも全体としてスゲぇクオリティー。これの原書と訳文比較しながら読んで研究してれば、翻訳スクールなんか行く必要ねぇと思う。

 

 

さてさて、やっと今日の本題。ゲーム翻訳のトライアル、オラならこう攻める(その1)だ。

 

・ミスをなくす(絶対にノーミス)

 

・見た目をキレイに(Excelのセル内のフォントとか字の大きさとかをそろえて、上下中央揃えにして、左揃えにして、折り返して全体を表示する、にする。フォントはとくに指定がなければ、MS Pゴシックあたりにする)

 

・そのままゲームに載せるつもりで訳す(トライアルだと、テストって感じが強いから、なんか学校の英語の試験で答えてるみてぇな感じになりがちなんだけど、それは絶対に避けたほうがいい。原文の意味わかってますよ~、ってことをアピールしても意味ないから。それは当然の、最低限の前提。アピールするまでもない。ゲームにそのまま使える訳文書けますよ~、プロですよ~、ってことをアピールしねぇと)

 

 

よし、今日はここまでじゃ。またな!