ゲーム翻訳マンの稽古日誌

変身中はオラ。ふだんは私です。

ゲーム翻訳マン---トライアル、オラならこう攻める(その1)

オッス!オラ、ゲーム翻訳マンだ。

 

なんかずっとグチりたかったことがあっから、最初に書いとく。

 

Amazon prime videoで去年の年末まで見られた三国志のドラマ――三国志 Three Kingdoms(吹替版)――がさぁ、年明けから「このビデオは、現在、お住まいの地域では視聴できません」になっちまったんだ。今もまだ見られねぇ。

 

吹き替えの翻訳の監修をえらい先生がやってるみたいで、オラ、けっこうゲーム翻訳の参考にもしてたんだ。がんばって孔明が出てくるとこ(そのもうちょい先、赤壁のとこに入りかけぐらいのエピソード)まで見てたのに。三十数話まで(全部で95話ある)。

 

けっこう脚色はげしめなんだけど、それはそれでおもしろかったから最後まで見たかったんだけどなぁ。復活しねぇのかな?

 

印象に残ってるのは、曹仁だか曹洪だかが無駄にマッチョだったとことか(筋肉見せ自慢みたいなシーンがあってふいた。なんか昔、チャン・イーモウが自分の映画――たぶん井戸かなんかの――でやたらに己の筋肉見せびらかしてたのを思い出した)、帝が厠に引きこもって近親の劉備おじさんとびーえるっぽくなりそうになってるとことか、関羽がいつも真っ赤な顔してむっつり、笑ったら負け選手権してるとことかかな。孔明にたいしてメッチャ手のひら返し的に態度を変えてたのもおかしかったな。

 

ゲーム翻訳マンは今日、『三体Ⅲ 死神永生』の上を読み終わった。

 

2019年にⅠを読んで、去年の夏にⅡを読み始める前にもう1回Ⅰを読んで、先週からⅢを読み始めた。Ⅱをもう1回読んでからⅢって気持ちにはならなかった。いちおう出だしに各巻のあらすじがついてるから、ザッとは振り返れるんだけど、正直、Ⅱをもう1回読んでからのほうがよかったかも。忘れてる部分が多くてなかなか話についていけなかった。

 

去年の暮れに吉川三国志2周マラソンを完走してパワーアップしてたから、三体をとくにナゲ~って感じることはなくなった。吉川三国志って文庫本で8巻まであるんだけどKindleで1冊の感覚で読んでたから、クソ長本耐性がついたみてぇだ。

 

三体は、いろんな空間とか次元を言語で細かく表現してるとこがおもしろい、ってか大変だったろうなって感じる。翻訳の人たちもスゲー苦労したんじゃねぇかな。言葉でどこまで描写できるか、伝えられるかチャレンジ!って感じのすごみがある。ちなみにオラは内容的には1巻がいちばんいいと思う。翻訳の日本語は今まで読んだ範囲だとⅢの上の前半がいちばんよかったと思う。Ⅱはところどころ変だった記憶がある。でも全体としてスゲぇクオリティー。これの原書と訳文比較しながら読んで研究してれば、翻訳スクールなんか行く必要ねぇと思う。

 

 

さてさて、やっと今日の本題。ゲーム翻訳のトライアル、オラならこう攻める(その1)だ。

 

・ミスをなくす(絶対にノーミス)

 

・見た目をキレイに(Excelのセル内のフォントとか字の大きさとかをそろえて、上下中央揃えにして、左揃えにして、折り返して全体を表示する、にする。フォントはとくに指定がなければ、MS Pゴシックあたりにする)

 

・そのままゲームに載せるつもりで訳す(トライアルだと、テストって感じが強いから、なんか学校の英語の試験で答えてるみてぇな感じになりがちなんだけど、それは絶対に避けたほうがいい。原文の意味わかってますよ~、ってことをアピールしても意味ないから。それは当然の、最低限の前提。アピールするまでもない。ゲームにそのまま使える訳文書けますよ~、プロですよ~、ってことをアピールしねぇと)

 

 

よし、今日はここまでじゃ。またな!